はとバスのバスガイドになるためには車上教習を受けて、パスしなければいけないみたいです。
バスを使っての教習。もちろん、ステッカーは《はとバスのバスガイド教習》同じ制服を着たオンナノコがぞろぞろ乗っているので、とても人目を引くみたい。 はとバスのバスガイドの先生に指された人が、ガイド役になる。「はとバス20号で、東京から新宿まで、バスガイド役は鈴木さんお願いします。」みたいに指されるらしい。 どこまでやるのか場所を指定されないときは、出来が良ければ、すぐ他バスガイド役の人に変わるし、出来が悪ければ延々バスガイド役をしっぱなし。もちろん、先生は、はとバスの一番前の席に座っていて、一言一言、めちゃコワイ、ツッコミが入り、発音が違うだとか、ワンフレーズ抜かしているだとか結構きびしいみたい。
大変な量が宿題として出されているので、完璧にガイドさんになっている人はいない。みんな、つっかえつっかえ、先生にフレーズの頭だしをしてもらいながら、頑張っているようです。
この厳しさがあるから、はとバスが成り立っているんですね。頑張ってください!バスガイドの”たまご”のみなさん!
はとバスのバスガイドになるために最初は、はとバスがたくさん回る、東京の地理をおおまかに覚える。環状線をぐるぐる周ったりしてね。そのあとは、細部の道とフレーズ、建物を覚える。一回バスガイドの先生が言った事を忘れたりしたらもう大変!って感じに、真剣に聞く、メモル。その後は、降車ヵ所について覚える。オータニとかオークラ、はとバスが利用するお店の場所を確認する。はとバスのコース毎の小さな教本をもらう。その中には、お店のデータだとか、メニュー、そのコースだけの注意事項、フレーズなどが載っている。バスガイドになるために週一休みで、一ヶ月毎日こんな生活。宿題が多くって、夜も全然眠れない日々。 そんなこんなでやっとはとバスのバスガイドとしてデビュー!!
バスガイドデビューしたてのころは、できるコースが限られている(しかも、簡単なコースばかり)ために、バスガイドデビューしたあとも、ちょくちょく、エリアアップ教習が行われる。でも、エリアアップの教習は、とってもなごやかに、降車ヵ所の確認と、教本の読み合わせ程度。バスガイドデビューするまでが大変なんですね。
観光バスの日(12.15)12月15日は観光バスの日です。1925年の今日、東京遊覧自動車会社が皇居前→銀座→上野のコースで定期観光バスを運行しはじめたのを記念するものです。ただ定期運行でなくてもよければ、東京市街自動車会社という所が遊覧コースの運行はしていました。東京の観光バスといえば「はとバス」ですが、はとバスは1948年8月に営業を開始しています。浅草寺や東京タワーなどを巡ぐるはとバス。最近は「お上りさん」的な人の減少からかはとバスの乗客も目減りしているようですが、この会社には頑張って欲しいものです。そもそも全国的に観光バスの経営は厳しくなってきているようですが背景には価値観の多様化があるのでしょう。特に価値観が多様化しがちな都会の観光は難しいものがあり、昭和40年代くらいまでは東京に出てきた人には、浅草寺,神田明神,東京タワー,上野動物園,代々木競技場,明治神宮などといった所をはとバスが回るだけで喜ばれたそうです。はとバスと東京の歴史は長いんだと痛感しました。